サンフランシスコの在米中国総領事館で放火
(CNN) 米サンフランシスコにある中国総領事館で1日に放火事件が発生し、米連邦捜査局(FBI)が捜査を進めている。ただFBIは、テロ行為であることを示す証拠はないとしている。
中国総領事館が出した声明によると、監視カメラの映像を分析した結果、1日夜に何者かが停車中の自動車から降りてきて、総領事館の正門にバケツ2杯分のガソリンをばらまき、火を放ったという。
中国総領事館の報道官は会見で「我々はこの卑劣な攻撃を強く非難する」と述べ、「米国に対し、領事館の職員や施設を十分に保護するために必要なあらゆる手段を講じるよう求める」と付け加えた。火災発生時に領事館内には少数の職員がいたが、火災による負傷者は報告されていないという。
米国務省のハーフ副報道官は、今のところ犯行声明は出ておらず、同総領事館に対する具体的な脅威は確認できないとしながらも、「我々はこの事件を深刻に受け止めている」とし「(米国は)この攻撃について強い懸念を抱いている」と付け加えた。