世界最大のたばこ消費国の中国、公共場所の屋内を禁煙へ
中国では先月、政府職員らに対し病院、公共輸送機関や学校内などの公共の場での禁煙を命じる通達が出された。国民の良き模範になることを目指した措置だった。
中国の喫煙問題などを調査する非営利団体幹部によると、同国内ではこれまで約32市が公共の場所での喫煙を規制する条例などを出している。
同幹部は、喫煙に対する中国の姿勢に変化がなければ、世界規模でさらにたばこの弊害を減らす成果にはつながらないとも主張。
中国国民の喫煙問題は重大な結果を招いているとし、健康だけではなく、大きな経済上の問題でもあると強調。医療や健康対策面だけでなく、家族にもしわ寄せがくるコストに言及し、間接喫煙が原因の損害もあると述べた。