イスラエル、入植地に新たな住宅建設へ パレスチナ反発

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イスラエルが入植住宅の増設を明らかにした

イスラエルが入植住宅の増設を明らかにした

(CNN) イスラエル住宅・建設省は10日、ヨルダン川西岸と東エルサレムの入植地で住宅計1877戸の建設業者を決める入札を実施すると発表した。

これに対しパレスチナ自治政府当局者は、和平構築を目指す全当事者の顔面に平手打ちを浴びせるような措置と非難。自治政府の和平交渉責任者のサーエブ・エラカート氏は、ケリー米国務長官による中東和平交渉の仲介努力を台無しにする試みと批判した。

イスラエルの入植活動監視などに当たる同国の団体「ピースナウ」は声明で、イスラエル政府は国民、パレスチナ指導部、国際社会や最近中東を訪れたケリー長官を愚弄(ぐろう)し、入札計画を発表したと述べた。

イスラエル首相府の報道官は、新たな入札実施の発表に伴う米国政府の反応は承知していないと述べた。

ピースナウによると、ケリー長官が中東和平交渉の活性化に取り組み始めた後、イスラエル政府は入植地で計5349戸の住宅建設の入札を新たに実施した。2258戸がヨルダン川西岸、3091戸が東エルサレムとなっている。

また、イスラエルのネタニヤフ政権下では計1万1047戸の住宅建設がヨルダン川西岸や東エルサレムで新たに容認されたと報告した。

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