絶滅危機のクロサイ、狩猟許可証の競売が物議醸す

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ナミビア政府は近年、年間3頭に限って繁殖年齢を超えたオスの狩猟を認め、許可証を発行してきた。許可証が国外で競売にかけられるケースは初めて。1人当たりの国民総生産(GNP)が6000ドルにも満たない同国にとって、保護活動の資金を確保する貴重な機会であることは確かだ。

DSCによれば、落札者による狩猟は同国政府が厳重に監視する。事前に指定された老齢のクロサイを狩ることは、若く元気なクロサイを守ることにもなると、DSCは強調する。

一方で反対派は「生きているクロサイよりも、テキサスの豪邸に戦利品として飾られる死骸に価値があるかのような認識を広めてしまう恐れがある」と警告。保護資金を集めるのが目的ならば、野生の生態を見せるエコツアーなど別の方法があると主張している。

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