ロシア・ダゲスタンで車爆弾、負傷者 五輪開催のソチ近く
(CNN) ロシア通信(RIA)によると、同国南部ダゲスタン共和国の中心都市マハチカラで17日、レストランに対する車爆弾などの攻撃が2回あり、少なくとも5人が負傷した。
同通信は捜査当局者の情報として、最初はレストラン2階でグレネードランチャー(てき弾銃)による爆発が発生、警官が到着した後、車爆弾がさく裂したと報じた。
犯罪組織の対立が原因の可能性があるとしている。
ダゲスタンを含む北カフカス地方では近年、イスラム過激派の活動が活発化。ダゲスタンは来月、冬季五輪を主催するソチにも近い。北カフカス地方の過激派はソチ五輪の妨害も宣言していた。
同共和国では今月15日、銃撃戦で武装勢力の4人とロシア治安部隊の3人が死亡する事件もあった。
ソチ五輪開催前にロシアでは治安維持に対する懸念が生まれており、南部のボルゴグラードでは昨年末、公共交通機関などを標的にした爆弾テロが2件発生、30人以上が殺害された。プーチン大統領は17日、五輪の安全を守るため取り得る全ての手段を講じると宣言した。