故ヨハネ・パウロ2世の「血」、イタリアの教会から盗難

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故ヨハネ・パウロ2世の「血」が盗難

(CNN) 故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の血液が入った容器がイタリア中部アブルッツォ州の教会から盗まれ、国家警察が捜査に乗り出した。

盗まれた小さな金色の容器には、ヨハネ・パウロ2世の血の染みが付いた2センチほどの衣服の切れ端が入っていた。アブルッツォ州ラクイラ近郊にあるサンピエトロ・デッラ・イエンカ教会に週末にかけて何者かが侵入し、盗み出したとみられる。

ヨハネ・パウロ2世は2005年に死去、4月に聖人に列せられる。生前、休暇のためにこの地を訪れていたといい、血痕の付いた切れ端は元側近が11年にこの教会に寄付したものだった。

警察は周辺の山間部を捜索して雪の中に残された犯人の痕跡を追うとともに、イタリア全土で容器の捜索に当たる。

教会は悪天候のため24日と25日は閉まっていたという。現金などが盗まれていないことから、犯人の狙いは血液の入った容器のみだったとみられる。

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