ロシアがクリミア編入を宣言 ウクライナは「強盗」と反発
ヤツェニュク首相は、ロシアとの対立が政治的な形から軍事的な形に変化しようとしていると警告し、「その責任はロシア軍にある」と非難した。ポロシェンコ元外相も、ロシアとの間で「非常に危険な紛争が始まろうとしている」と危機感を示した。
一方でプーチン大統領は同日、クリミア半島には兵力を増派していないと改めて主張。黒海艦隊としてもともとクリミア南部セバストポリに駐留していた部隊を移動させるのは自由だとする立場を繰り返した。
欧米諸国はロシアへの非難をさらに強めている。今年6月にロシア南部ソチで開催される予定だった主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)の準備は凍結された。
米国家安全保障会議のヘイデン報道官によると、オバマ米大統領は18日、来週ハーグで開催される核安全保障サミットに合わせ、ロシアを除いた主要7か国(G7)の首脳会議を開くことを提案した。