イラン、米無人偵察機の複製に「成功」 機体を公開
(CNN) イランは13日までに、2011年に撃墜した米国のステルス無人機の複製に成功したとして機体を公開した。
同国通信社の報道によると、無人機はイラン軍の電子戦争部門が乗っ取って制御し、無事着陸させたという。
発表会ではイランの複製機と並んで米国の無人機も展示された。同国の最高指導者ハメネイ師も式典に出席し、記念写真が公式サイトに掲載されている。
この無人機はロッキード・マーティン製の「RQ-170センティネル」だったことが分かっている。米当局者は11年12月の時点で同機について、アフガニスタンに駐留する米軍や情報当局の関係者が使っていた米中央情報局(CIA)の偵察機だったことを確認した。
オバマ米大統領も当時、イランに対して同機の返還を求めたが、イラン軍高官は「他国の偵察機を歓迎する国など存在せず、偵察機器やその情報を元の国に送り返す者もいない」と応じていた。
イランは2013年2月には同機の偵察映像の解読に成功したとして、内容を動画共有サイトのユーチューブに掲載している。