船長ら4人を殺人罪で起訴 韓国船沈没
ソウル(CNN) 韓国南西部の珍島(チンド)沖で今年4月16日に発生した旅客船「セウォル号」の転覆、沈没事故で、同国の検察当局者は15日、同船船長のイ・ジュンソク容疑者ら乗務員4人を殺人罪で起訴したと発表した。
起訴されたのは船長の他、機関長と1、2等航海士。有罪が確定すれば死刑判決を受ける可能性がある。
ただ、韓国では過去約20年間、死刑は執行されていない。
検察はまた、他の乗員11人に対し船体放棄や船舶航行の安全関連法違反などの罪で起訴した。
同船の乗客捜索作業は依然続いているが、これまで計281人の死亡が確認された。行方不明者は23人となっている。済州島へ向かっていた同船には乗客乗員計467人が乗っていた。