中国新疆ウイグル自治区で23組織摘発、200人拘束
(CNN) 中国国営新華社通信は26日までに、地元公安当局の話として、新疆ウイグル自治区の警察が23のテロ組織や過激宗教組織を摘発し、容疑者200人あまりを拘束したと伝えた。
中国では同自治区の中心都市ウルムチの市場に爆弾が投げ込まれるなど無差別殺傷事件が相次いだことを受け、当局がテロ掃討に乗り出していた。
新華社によると、イスラム系ウイグル族が住民の大半を占める同自治区のホータン、カシュガル、アクスの各地で警察が組織を摘発し、家宅捜索を行って200個以上の爆発物を押収した。
資源豊富な新疆ウイグル自治区にはここ数十年で大量の住民が流入してウイグル族と漢族の対立が深まり、暴動や衝突が頻発している。
ウイグル族の住民は、治安当局に過酷な扱いを受け、経済成長の恩恵は漢族に独占されたとして憤りを募らせていた。