コロンビア大統領選、6月に決選投票 元財務相と現職で

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現職のサントス氏(左)とスルアガ氏の間で決選投票となる見通しとなった

現職のサントス氏(左)とスルアガ氏の間で決選投票となる見通しとなった

(CNN) 25日に投票が行われたコロンビア大統領選挙は、5人の候補がいずれも過半数を獲得できず、元財相のオスカル・イバン・スルアガ氏と現職のフアン・マヌエル・サントス氏の間で6月15日に決選投票が行われる見通しとなった。

当局の開票速報によると、得票率はスルアガ氏が29.3%でトップ、再選を目指すサントス氏は25.6%で2位だった。

両候補は経済政策などにあまり大きな違いはなく、今回の大統領選は、政府が左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」との交渉を続けるべきか、投降させるべきかが争点となった。

サントス大統領はFARC掃討作戦の継続を掲げて2010年に初当選したが、12年になってFARCとの和平交渉に転換。今回の選挙は「戦争の終わりか、終わりなき戦争か」の選択になると位置付けている。

一方、スルアガ氏は和平交渉の打ち切りを主張し、「人々のための平和」を目指すと強調した。

米州機構(OAS)の選挙監視団によると、有権者の約60%は投票を棄権した。

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