ウクライナ大統領選 ポロシェンコ氏が勝利宣言、東部では選挙妨害も
ウクライナ東部ドネツク(CNN) 25日に実施されたウクライナ大統領選で、親欧州派の実業家、ポロシェンコ氏が出口調査の結果を受けて勝利を宣言した。
ポロシェンコ氏は菓子メーカーを経営する「チョコレート王」として知られる。出口調査によれば56%と、過半数の票を獲得する見通し。2番手とされるチモシェンコ元首相は13%にとどまるとの発表を受け、敗北を認めた。
大統領選は同国東部で親ロシア派武装勢力が暫定政権側と戦闘を続け、住民らにボイコットを呼び掛けるなかで実施された。
東部ドネツク州の当局者らによると、同州では投票所2430カ所のうち、午後3時の時点で開いていたのが528カ所。これらの地区での投票率は11.8%にとどまった。
親ロシア派武装勢力が集中するドネツク州の州都、ドネツク市内には投票所がひとつも開設されなかったという。市中心部では親ロシア派による大規模な集会が開かれた。ただ同市の西郊や南郊では同日午前、投票に向かおうとする一部住民の姿がみられた。