米、イランとの協力探る イラク問題で直接協議も
国務省のハーフ報道官はCNNの取材に対し、核交渉の場で米国とイランがISISの脅威について「非常に短時間の協議」を行ったことを明らかにした。別の国務省高官によると、この内容には軍事協力は含まれていないという。
ただ、政権内部でもまだ結論は出ていない模様だ。米国とイラクの間で共有している利益がほとんどないことから、米国はイラクと組むことに関心を持っていないという。
米国防総省のカービー報道官は同日記者団に対し、「イラク国内の軍事行動についてイランに相談する計画も、協力する計画もない」と言明した。
イランはイスラム教シーア派が率いるイラク政府と同盟関係にあり、バグダッドの治安当局者が13日に語ったところでは、ISISに対抗するため革命防衛隊の約500人を派遣したという。
イラン国営テレビによると、同国のロハニ大統領はこの情報を否定する一方、もし要請があれば支援する用意があると表明した。