ジョコ氏が勝利宣言、インドネシア大統領選
ジャカルタ(CNN) 9日に投開票が行われたインドネシアの大統領選挙で、ジャカルタ特別州知事のジョコ・ウィドド氏が勝利を宣言した。
大統領選はジョコ氏と元軍人のプラボウォ・スビアント氏の一騎打ちとなった。9日に発表された非公式の出口調査の集計では、ジョコ氏の得票率が52~53%と、プラボウォ氏の46~48%をわずかに上回っていた。
ジョコ氏はトレードマークのチェック柄のシャツ姿で支持者の前に現れ、「これは党の勝利でもなく、チームの勝利でもない。インドネシアの全国民の勝利だ」と宣言した。
ジョコ氏は家具の輸出で成功を収めてジャカルタ特別州知事に就任。これまで軍の幹部や官僚、エリート層が中心だった同国の政治指導者とは一線を画す存在として支持を集めた。
一方、プラボウォ氏は9日夜、支持者を前に「インドネシア選管の開票結果を待とう」「実際の集計では我々の方が上回っている」と訴えた。
開票作業がすべて終わるまでには2~3週間かかる見通し。次期大統領は10月20日に就任する。