ドイツ、米大使館の情報責任者を国外退去に

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スパイ疑惑、米独の関係に暗雲

(CNN) ドイツ政府は10日、在ドイツ米大使館で情報部門の責任者を務めていたとされる人物に国外退去命令を出した。

ドイツでは数カ月前から、米情報当局によるスパイ活動をめぐる疑惑が問題になっている。また今月に入り、ドイツ人が外国の諜報機関に協力してスパイ活動を行ったとの疑惑が浮上し、検察が容疑者の逮捕命令を出していた。

独政府のザイベルト報道官は「相互の信頼と寛容さ」の重要性は変わらないとしつつ、「独政府はこれらの事件を非常に深刻に捉えている」と述べた。

またザイベルト報道官は、「市民の安全と国外に駐留する軍隊の安全を確保するため、西側諸国のパートナー、特に米国との緊密な協力関係は必須だ。ドイツ政府はそれを提供する用意がある。パートナーもそれにならって欲しい」と語った。

この問題についてホワイトハウスのアーネスト報道官はコメントを避けた。

ドイツ外務省は4日、駐ドイツ米大使を呼び、今回のスパイ容疑問題について協議していた。

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