ガザの停戦不成立 ハマスが拒否、イスラエルも空爆再開
停戦工作が失敗に終わったことにより、戦闘終結はさらに遠のいた。
先週から続く戦闘によるパレスチナ側の死者は、同日までに190人を超えた。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はイスラエル軍に対し、「民間人を危険にさらす攻撃は国際人道法に反している」として、攻撃の停止を強く求めた。
一方、14日にはイスラエル側で初の犠牲者が出た。イスラエル救急当局によると、ガザとの境界にあるエレツ検問所で、兵士に食料を届けようとしていたボランティアの男性が砲弾を受けて死亡した。
米国のケリー国務長官は中東訪問の予定を延期してエジプト案の行方を見守っていたが、ハマスが攻撃を続けたことを強く非難。必要ならば16日にも中東へ向かうとの構えを示した。