イスラエルとハマス、再び72時間の停戦入り 交渉再開へ
ガザ市(CNN) イスラエルとパレスチナ自治区のイスラム組織ハマスは10日、再び72時間の停戦で合意し、現地時間の11日午前0時から停戦に入った。
交渉を仲介しているエジプト外務省の報道官は、これでイスラエルとパレスチナの交渉が可能になると指摘した。ハマス幹部も停戦に同意したことを確認し、パレスチナ側が進んで交渉に参加するのはこれが最後になると語った。
イスラエルはこれまで、パレスチナ自治区ガザからのロケット弾攻撃がやまない限り本格交渉には応じない姿勢を示してきた。しかし関係者によれば、11日にエジプトのカイロで行われる交渉には代表団を派遣する予定だという。
パレスチナ側は、もしイスラエルが出席しなければパレスチナも退席すると牽制。ハマスはウェブサイトに掲載した声明で、「我々は現状には戻らない」「全力で抵抗を続け、人民の要求を追求し続ける」と強調した。
エジプト外務省は、関係者の間では既にほとんどの問題で合意が成立し、わずかな限られた問題が残っているにすぎないと発表している。