ウクライナ軍兵士73人が解放 ドネツクでは砲撃音響く
(CNN) ウクライナのポロシェンコ大統領によると、同国東部のドネツクで14日、親ロシア派武装勢力によって拘束されていたウクライナ軍兵士73人が解放された。
ウクライナ政府と親ロシア派の間では今月初めに停戦合意が成立したが、ドネツクではこの日も戦闘が発生し、断続的に砲撃音が響いた。地元当局者は「危機的な状況だ」と語った。
ポロシェンコ大統領はドイツのメルケル首相との会談で、停戦が破られているとの懸念を表明した。大統領府によると、両首脳は平和解決に向けてさらに努力するとの立場で一致した。
一方、ロシアのラブロフ外相は13日、国内テレビ局とのインタビューで、停戦合意はほぼ守られているとの認識を示し、同国としては長期的和平を目指す用意があると述べた。
タス通信が伝えたインタビューの内容によると、同外相は「双方で散発的な戦闘は続いているが、持続的な和平確立への動きは今も進行中だ」と強調した。