ゴラン高原の国連PKO、シリア側から撤退

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国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)がゴラン高原のシリア側から撤退した

国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)がゴラン高原のシリア側から撤退した

(CNN) シリアとイスラエルが領有権を争うゴラン高原で、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)は15日、シリア側から撤退した。

国連が同日確認した。現地のCNN記者はこれに先立ち、UNDOFの車両数十台がイスラエル側へ移動するのを目撃していた。

国連は声明で、部隊の拠点が武装勢力の攻撃を受けるなど「非常に厳しい環境」になったためと説明した。

ゴラン高原では先月末、フィジーから派遣されたUNDOF要員45人が国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の「ヌスラ戦線」に拘束されたが、先週無事に解放された。フィリピンの部隊も攻撃を受けて包囲され、交戦の末に脱出した。

UNDOFは1974年以降、イスラエルとシリアの境界に設けられた緩衝地帯の監視にあたってきた。シリア側の内戦の影響で昨年オーストリア軍などが引き揚げ、現在フィジー、フィリピンのほかインド、ネパール、アイルランド、オランダが計約1250人の兵員を派遣している。

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