米軍、シリア領内でISISを空爆
(CNN) 米国防総省は23日、シリアで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対する空爆を開始したと発表した。
国防総省のカービー報道官は、友好国の軍と共同で戦闘機、爆撃機、巡航ミサイル「トマホーク」を使った攻撃を始めたと述べたが、具体的な場所などの詳細は明らかにしなかった。
米当局者がCNNに語ったところによると、ISISの本拠となっているシリア北部の都市ラッカで空爆を実施したとみられる。
米軍幹部はCNNとのインタビューで、空爆に参加しているのはすべてアラブ諸国だと語った。バーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダンが加わっているという。外交筋はカタールの協力も指摘したが、空爆自体に参加しているかどうかは不明。
米軍幹部の話では、まず海上からトマホークを発射し、続いて戦闘機と爆撃機が発進した。初動で決定的な打撃を与えるのが狙いとされる。標的はISISの司令、物資補給、訓練施設で、大半はビルなどの建造物だという。