新たに130人のエボラ感染者 シエラレオネ
(CNN) エボラ出血熱の感染防止対策を進めているシエラレオネの緊急対策センターは22日、市民の外出を禁止した3日間で新たに130人の感染が確認されたと発表した。
同国では19~21日の3日間、市民の外出を禁止する措置を講じた。感染が確認された130人のほか、感染の疑いがある39人についても検査の結果が出るのを待っているという。
保健省は、訪問予定の150万世帯のうち75%を超す世帯と接触できたとしている。
世界保健機関(WHO)が22日に発表した最新の統計によれば、患者が集中しているギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国では、感染の疑いのある症例も含めてこれまでに2803人の死亡が確認された。感染が確認された患者、または感染の疑いがある患者は少なくとも5843人に上る。
症例数は少ないものの、エボラ出血熱はセネガルとナイジェリアにも広がっている。セネガルで感染が確認されたのは1人のみで、死者は報告されていない。また、患者と接触した人は全員が検査や経過観察の対象になっており、新たな症例は見つかっていないという。