ピストリウス被告、恋人射殺事件で禁錮5年
ピストリウス被告は昨年2月14日の未明、プレトリア市内の自宅で、浴室内のトイレにいたスティーンカンプさんを銃で撃って殺害したとして起訴された。裁判では、浴室からの物音を聞いて何者かが侵入したと思い込み、スティーンカンプさんとは知らずに発砲したと主張した。
検察側が計画的殺人だったとの立場から禁錮10年以上を求刑したのに対し、弁護側は自宅での監視と社会奉仕活動にとどめるべきだと主張していた。
判事は、トイレにだれかがいることを知りながら発砲した行為自体が重大な過失だったと断じる一方、初犯であることや本人が反省していることなどを考慮したと述べた。また、被告が有名人であることは量刑に一切影響していないと強調した。検察は量刑の言い渡しを受け、上訴するかどうかは未定だと述べた。