パキスタンの学校襲撃 死者145人に マララさん「胸張り裂ける」
パキスタン軍関係者によれば、犯人らは数日分の銃弾などを用意し、死を覚悟して犯行に及んでいた。
TTPの報道官はグループが一時300~400人を人質に取ったと述べたが、軍報道官はこれを否定。犯人らの目的は人質を取ることよりむしろ生徒らを殺害することだったとの見方を示した。
事件発生直後に軍の部隊が出動し、校舎や教室をひとつずつ回って午後4時までには犯人らを4つの建物に追い込んだ。その数時間後には犯行グループの7人全員が死亡したという。
当局は同日夜から翌朝にかけ、校内で生存者の捜索や犯人らが仕掛けた即席爆弾の処理を続けた。同校の校長も遺体で発見された。
パキスタンのアシフ国防相はCNNとのインタビューで、「対テロ戦の前線で子どもたちまで亡くなっている。棺は小さければ小さいほど運ぶのがつらい」と述べた。