頭に刺さった刃物に気付かず3時間、男性命拾い ブラジル
軍が公開した写真では、ストレッチャーに横たわる男性の左眉の真横の部分に、包丁と思われる刃物が柄の部分まで食い込んでいる。
医師によると、刃は視神経のすぐ後ろを貫いて嗅神経の直近を通り、味覚神経をかすめて下あごの骨にまで到達していた。「視覚も嗅覚も味覚も失う寸前だったが、そのどれも起こらず、命も健康も無事だった」という。
刃先が少しでもそれれば動脈を傷つけて大出血を起こし、死亡しかねない状況だったため、除去手術は慎重を極めたが、2時間半かかって無事成功した。
オリベイラさんは回復して5日後に退院し、後遺症も残らなかったという。