「世界ヒジャブ・デー」 イスラム教への理解呼び掛け

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フェイスブックやツイッターには1日、非イスラム教徒の女性がヒジャブを着けた画像や、「ヒジャブが女性にもたらす美しさを支持します」といったコメントが相次いで投稿された。

カーンさんは米国へ移り住んだころ、ヒジャブを着けて登校する姿をからかわれ、悪口を言われた。

それは高校生や大学生になっても続き、2001年の米同時多発テロ以降はさらに激しさを増した。「オサマ(国際テロ組織アルカイダの指導者)とかテロリストというあだ名を付けられ、常に恐怖の中で暮らしていた。悪夢のような日々だった」と振り返る。

11年の夏、世界各地の友人たちから同様の経験談を聞く機会があった。「彼らのため、私自身のために何ができるだろう」と考えた末、「ほかの女性たちに1日だけでも私と同じ体験をしてもらえば、何かが変わるのでは」と思い立った。

今年は世界33カ国で、カーンさんに賛同する「大使」たちがイベントを開催した。

カナダ西部アルバータ州のフォートマクマレーでは、ショッピングセンターにヒジャブの体験コーナーが設けられた。このイベントを率いたパキスタン出身のキラン・マリクカーンさん(37)も、「自分たちの殻に閉じこもっていたら障壁や固定観念を崩すことはできない」と強調した。

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