副操縦士のアパートでうつ治療薬を押収か 独機墜落
ニューヨーク・タイムズは同日、捜査状況を知る複数の当局者の話として、副操縦士が職務に影響を及ぼす可能性のある視覚の異常と、精神的な問題で診察を受けていたとも伝えた。
これに対してデュッセルドルフ市内の大学病院は、副操縦士が「ある診断に関連して」2回来院し、2度目は今月10日だったことを明らかにした。一方で、うつ病の治療はしていないと述べた。
副操縦士は昨年、年に一度の健康診断に合格していたとされる。ジャーマンウィングスの親会社ルフトハンザ航空の関係者は、健康診断は精神状態ではなく身体的な状態が対象だが、視覚に問題があれば見つかっていたはずだと述べた。
また、独紙ビルトは28日、副操縦士の元恋人とのインタビューとされる記事を掲載した。匿名の元恋人が語ったところによると、副操縦士は感受性が強く、悩んでいる様子だった。自分の飛行機が墜落する悪夢を見たとも話していたという。