イエメン空爆で武装組織500人超殺害 サウジ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サウジ軍の戦力を知る

(CNN) サウジアラビア国防省は11日、イエメンでイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」を標的とした空爆を開始して以来、フーシ派の戦闘員500人以上を殺害したと発表した。国営サウジ通信が伝えた。

サウジ軍司令官によると、サウジが主導する中東9カ国の軍は3月26日以来、1200回の空爆を実施した。空爆はフーシ派のイエメン南部への進攻を阻止する狙いで行ったとしている。

10日にはサウジとイエメンの国境付近で衝突があり、国境越しに砲撃してきたフーシ派に対してサウジの部隊が応戦。サウジ通信によれば、砲撃を受けてサウジ兵3人が死亡、2人が負傷した。

イエメン保健省の11日の発表によれば、市民の死者は385人、負傷者は342人に上っている。一方、世界保健機関(WHO)の統計では、武装組織の戦闘員なども含めて死者648人、負傷者2191人としている。

イエメンではフーシ派の攻勢で1月にハディ大統領が実権を失い、混乱が深まった。国連によれば、サウジの空爆が始まる以前から、イエメンの人口2500万人の大多数が人道援助を必要とする状況に陥っていた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]