イラン船団が針路変えイエメン離れる、米空母派遣に対応か
ワシントン(CNN) 米国防総省当局者は25日までに、戦闘が続くイエメンへ向かっていたイランの船団が針路を転換し、イエメンから離れていることを明らかにした。
イランの今回の行動については、同国によるイエメンのイスラム教シーア派の反政府組織「フーシ」への武器支援中止を狙った米空母の派遣発表の効果とみている。これを受け、同空母「セオドア・ルーズベルト」はイエメン沖を離れ、ペルシャ湾へ向かっているという。
イランの船団は23日に針路を変更し、24日は北東へ航行を続け、イランへ帰港する動きを示している。
米国防総省のウォーレン報道官は24日、イエメン情勢絡みで今週前半に懸念されていた緊張の高まりが一部緩和されたと受け止めていると述べた。
複数の米政府当局者は先にCNNの取材に、イランの船団は9隻から成り、戦闘艦船も含まれていると指摘。空母セオドア・ルーズベルトの戦闘艦船群の派遣は船団のイエメンの港への接岸阻止が目的と説明していた。