英総選挙で保守党が過半数、単独政権へ SNPも台頭
同首相はまた、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドへの権限委譲を続けつつ、連帯感を強めていく考えも示した。
キャメロン首相はこれに先立ち、正式な組閣に向けてバッキンガム宮殿でエリザベス女王と面会した。
一方、労働党をはじめとする野党の多くは大敗を喫した。
最大野党・労働党は議席数を232に減らした。特にスコットランドでは全59議席のうち56議席をSNPに奪われるなど、伝統的に地盤としてきた地域で勝つことができなかった。
ミリバンド党首は、「この結果について絶対的かつ全面的な責任」を取らなければならないとし、党首辞任を表明。労働党再建のために「別の党首が党のリーダーシップを発揮して党を引っ張っていく時が来た」と述べた。スコットランドでの敗北については、「ナショナリズムの高揚」が労働党に打撃を与えたとしている。