ISIS、世界遺産パルミラ近くの町に侵攻 遺跡破壊の懸念

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ISIS、世界遺産パルミラ近くの町に侵攻

(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は20日、シリア中部の都市タドムルに侵攻した。英ロンドンに拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」が明らかにした。

タドムルは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定されたパルミラの遺跡のすぐ近くにある。

シリア人権監視団によれば、タドムルをめぐってはシリア政府軍とISISの戦闘が1週間ほど続いていた。

ISISは夕方までに町の大半を支配下に収めたほか、刑務所を占拠したという。政府軍部隊は町の治安本部まで撤退したものの、現在も戦闘は続いているとされる。

国連やシリア当局者はISISがパルミラ遺跡の破壊を目的としているのではないかと懸念している。ISISはこれまで、古代アッシリアのニムルド遺跡や、イラクのモスル博物館の彫像を破壊している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]