サウジのモスクで自爆テロ、21人死亡 ISISが声明
(CNN) サウジアラビアの国営サウジ通信(SPA)は22日、東部州カティーフの村落にあるイスラム教シーア派のモスク(イスラム教礼拝所)が同日、自爆テロの攻撃を受け、宗徒21人が死亡したと伝えた。負傷者の数は伝えられていない。
イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認めた。この主張の真偽は不明だが、事実なら同組織がサウジ内でテロ攻撃を仕掛けたのは異例。サウジではスンニ派が圧倒的な多数派で、総人口の85〜90%を占める。
事件が起きたのはペルシャ湾岸に位置し、同国の少数派であるシーア派が多数派の村落のモスク。宗徒が祈りを捧げている際に、攻撃されたという。
ISIS支持者がツイッター上に、犯行への関与を認める同組織の声明を転載した。声明には自爆攻撃の詳細や実行犯とする人物の写真も盛り込まれていた。
サウジ当局は今年1月、ISIS戦闘員が対イラク国境の警備網を突破し、サウジ軍兵士3人を殺害したと発表していた。