アイルランドで同性婚巡り国民投票、賛成多数なら憲法改正
ダブリン(CNN) アイルランドで22日、同性婚を認める憲法改正の賛否を問う国民投票が行われた。賛成多数となれば、同国は国民投票で同性婚を採用する初めての国となる。現地時間の23日朝から開票が始まり、同日中に結果が判明する見通し。
投票者は「結婚は性別に関係なく2者間で法律に基づいて成立する」との文言に対し、賛成か否かの判断を求められる。賛成多数となった場合、憲法が改正され、同性カップルに法律婚の権利が与えられる。ただ、教会で結婚することはできない。
国民の大半をカトリック教徒が占めるアイルランドでは、投票を巡りリベラル勢力と伝統を重んじる保守派が拮抗(きっこう)。世論調査では賛成派優位が伝えられているものの、差は縮まっている。
CNN取材班が投票所に向かう人々に取材したところ、賛否両方の答えが返ってきた。
ダブリン在住の男性は賛成票を投じたと話し、「ゲイやレズビアンの友人が自分の望みをかなえることができないなんて理不尽だ」と語った。