イラクのISIS掃討で米軍拠点さらに拡大か、新たな増派も
また、米軍兵士を戦闘の前線に配置する利点については米軍主導の有志連合軍によるISIS拠点への空爆でより迅速に標的を見極められる効果が期待出来るとした。
ただ、ホワイトハウスのアーネスト報道官はデンプシー議長の発言について、「全て仮定上の話」と今後の対イラク政策で意味合いがあることを打ち消した。
スンニ派が多数派とされるアンバル州ではISISが攻勢を仕掛け、州都ラマディを最近制圧。同市から敗走したイスラム教シーア派らのイラク軍兵士の士気の低さなどが問題視されていた。
オバマ大統領のISISへの対応策への批判は米国内で高まっており、大統領自身もドイツで最近開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で戦況改善には「イラク国民の実行力がもとめられており、完全な戦略は今のところない」と認めていた。