ISIS、英国人少年の写真を公開 イラクの自爆テロと関連か
イラク北部のバイジ近郊では13日、車に乗った自爆犯7人による攻撃があった。ISISによると、7人はいずれも外国人。英国、ドイツ、クウェート、パレスチナ、トルクメニスタンの出身者各1人と、ロシア連邦を構成するダゲスタン出身の2人だったという。
イラク治安部隊の司令官によると、このうちまず4人が車で治安部隊の検問所に突っ込んで自爆し、少なくとも16人が死亡、29人が負傷した。続いて3人が治安部隊の近くで自爆、多数の負傷者が出た。
さらに首都バグダッド北部では14日、イスラム教シーア派地区の商店街付近に止まっていた車が爆発し、2人が死亡、7人が負傷した。警察当局がCNNに伝えた。
英国の対テロ当局は14日、イラクで英国人が死亡したと報じられたことは認識しているが、その人物の身元は確認されていないと述べた。
英国の若者がISISに勧誘されたのは今回が初めてではない。今年2月には十代の少女3人が、トルコ経由でシリアへ渡ったとされる。別のスコットランドの少女はネット上にISISへの熱意をつづり、同組織のメンバーと結婚して勧誘員となった。
米国でも昨年10月、ISISに参加しようと渡航を試みた少年がシカゴの空港で拘束された。