米軍によるシリア反政府派の訓練進まず たった60人
米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は、イラク治安部隊を過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討における切り札だと位置づける。米軍などの有志連合が空からの攻撃を行うなか、強力なイラク軍の地上部隊がISISと地上戦を戦うというのが、オバマ政権の描く青写真だ。
だが軍事委員会のマケイン委員長は、オバマ政権の戦略は「憂慮すべきレベルの自己欺まんだ」「ISISの弱体化や掃討という大統領の長期的な目標を達成するのに十分だと信ずる理由が見当たらない」と厳しく批判した。