アフガンのISIS指導者、無人機攻撃で死亡 戦闘員30人も
(CNN) アフガニスタンの情報当局は11日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のアフガン・パキスタン地域のトップ、ハフィズ・サイード指導者が、米軍による無人機攻撃で死亡したと発表した。
国家保安局(NDS)によると、同国東部ナンガルハル州のアチン地区で、サイード指導者とISIS戦闘員30人が殺害された。会合が開かれていた拠点をNDSが突き止め、国際部隊に伝えたという。
米軍幹部は10日にアチンで「脅威となっている人物」らを攻撃したと述べたが、詳細には言及しなかった。
ISISはシリアとイラクで広い範囲を支配しているが、アフガンでもテロ攻撃に関与してきた。4月には東部ジャララバード市内の銀行前でオートバイに乗った男が自爆し、少なくとも33人が死亡、100人以上が負傷している。
NDSは数日前にも、反政府武装勢力タリバーンの元報道官でISISに忠誠を誓ったシャヒドゥラ・シャヒド幹部が、同国東部での空爆で死亡したと発表していた。
サイード指導者とは別に、パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」を率いるハフィズ・モハメド・サイードという人物がいる。関連団体の報道官は11日、CNNに対し、同指導者は同国東部ラホールで無事に生きていると語った。