世界初のマラリアワクチン 欧州当局が推奨
ワクチンの開発は米マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏が支援する非営利団体「PATHマラリア・ワクチン・イニシタチブ」も支援している。PATHにはゲイツ夫妻の基金から2億ドル(現在の為替レートで約247億円)が拠出された。
またGSKもこの取り組みに3億6500万ドルを投入。このワクチンでは利益を求めないとの姿勢を示しており、販売価格は製造コストとマラリア研究への再投資のための少額のリターンをカバーするのみとしている。
2013年には、58万4000人がマラリアで死亡した。このうち90%はサハラ砂漠以南で死亡し、死者の83%が5歳以下の子どもだ。WHOはマラリアをサハリ砂漠以南の死亡原因の第5位に挙げている。