不明マレーシア機の捜索で重要局面、インド洋で残骸発見か
(CNN) インド洋西部のフランス領レユニオン島沖で29日、昨年春に消息を絶ったマレーシア航空370便の可能性もある残骸が発見された問題で、オーストラリアのウォーレン・トラス副首相は30日の記者会見で、同便の捜索は極めて重要な局面に入ったとの認識を表明した。
同便のものかどうかを判断するには一層の分析が必要とも指摘。ただ、機体捜索の当局は大きな手掛かりを得たと受け止めているという。仮に370便の機体と断定された場合、同島周辺で残りの残骸捜索作業を進める可能性が強い。
レユニオン島に駐屯する仏空軍要員によると、今回見付かった残骸である翼の一部と370便との関連性を調べている。同便の機材である777型旅客機の製造元である米ボーイング社の当局者は残骸の写真を調べ、同型機の部品との判断に傾いているという。
トラス副首相によると、残骸には「BB670」と記されていた。登録番号などではなく、機体維持管理上の番号の可能性があるという。
残骸と同便の関連性の見極めについてはフランスとマレーシア両国当局が責任を担うとも語った。