ミャンマーで豪雨 27人死亡、15万人が避難
(CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は1日、ミャンマー西部ラカイン州などで過去1カ月間、モンスーン到来に伴う豪雨が続いて洪水などが発生、少なくとも27人が死亡、15万人以上の住民が居住先を失う被害が出たと報告した。
詳細な情報が今後届けば、犠牲者らが増える可能性がある。被災地域の多くに調査チームが立ち入ることが出来ない状況にあるという。
OCHAによると、被害が甚大な地域の1つはラカイン州で、当初の情報によると、州都シットウェー周辺にある複数のキャンプの避難所や他の設備に大きな被害が出た可能性がある。州都の人口は約10万人。
同国のテインセイン大統領は先月31日、ラカイン州や他の3地域を自然災害地帯に宣言した。同30日にはミャンマーの隣国バングラデシュにサイクロンが上陸していた。
CNNの気象担当者によると、ミャンマーやバングラデシュ両国などでは先月31日から今月1日にかけ4〜6インチ(約102〜152ミリ)の降雨量を記録。今後数日間も大雨や強風が続くと予想している。