アルカイダ系AQAPの2幹部、欧米への攻撃呼び掛け
CNNのテロ専門家は、アシリ容疑者が「米国にとって最も危険な人物であることは間違いない」と話す。同容疑者については下着爆弾や靴爆弾の改良版を開発していることを示唆する情報もあり、爆弾開発の後継者たちを育成中ともいわれている。
2件目のメッセージを発したのは、今年4月にイエメンの刑務所から脱走したハリド・バタルフィ元受刑者だ。インターネット上に公開されたビデオ演説の中で、先月米テネシー州の海軍施設で起きた銃乱射事件や、5月に米テキサス州のイベント会場で発生した銃撃事件を称賛。単独行動による欧米への攻撃を促し、「単身の聖戦士たちに神の祝福と導きを」と唱えている。
米国のクラッパー国家情報長官は最近、コロラド州アスペンで開かれた会議の場で「差し迫った危険という意味では、アルカイダ系組織の中で米本土への攻撃が最も懸念されるのはAQAPではないか」と述べていた。