ローマ法王がキューバ訪問 「信教の自由」訴える
カストロ議長は同日、消費者主義や環境汚染に対する法王の批判に強い共感を示した。また法王が米・キューバ関係の改善に尽力したことに感謝の意を表し、同時にグアンタナモ米軍基地の閉鎖を改めて求めた。
法王は22日、空路米ワシントンへ向かう。両国を結ぶ航空路線の開設も、関係改善がもたらした成果のひとつだ。
法王はこうした動きを「我々の心を希望で満たす出来事」「全世界に向けた和解の模範例」と称賛した。
国連によると、カストロ議長は近く、米ニューヨークで国連総会に出席する見通し。同氏にとって約半世紀ぶりの訪米となる。両国の当局者によると、正常化が順調に進んだ場合、オバマ大統領も来年キューバを訪問する可能性がある。