ローマ法王がキューバ訪問 「信教の自由」訴える
(CNN) ローマ法王フランシスコは19日、キューバ訪問を開始した。同国に信教の自由を拡大するよう訴える一方、米国との間で進む関係正常化の動きをたたえた。
法王は首都ハバナのホセ・マルティ国際空港に到着し、ラウル・カストロ国家評議会議長の出迎えを受けた。
短いスピーチの中で、キューバ政府は国民に宗教の自由や実践の手段と場を与えるべきだと訴え、同国が課す宗教上の制限を暗に批判した。
法王は1998年の著書で、同国の「独裁的」で「腐敗」した体制を批判していた。
ローマ法王のキューバ訪問は1998年のヨハネ・パウロ2世、2012年のベネディクト16世に続く3度目。当時のヨハネ・パウロ2世と同様、フランシスコ法王もキューバに対し、世界へ向けた「開放」を呼び掛けた。