イスラエル首相、シリア情勢めぐりロシア大統領と会談
シリア情勢をめぐっては最近、同国内の空軍基地の拡張工事が急ピッチで進み、そこへロシア軍の最新型戦闘機などが送り込まれていることが、衛星画像で確認された。
ロシアのショイグ国防相は、シリアでの軍備増強について「防衛的な性質のもの」と述べ、同国のアサド政権に対する義務を果たすのが狙いだと主張している。
一方イスラエルは、シリア内戦には不介入の方針を示しつつ、アサド政権がヒズボラに武器を供給していると非難。これを理由に、同国上空の制空権確保を重視してきた。
シリア上空でロシア軍とイスラエル軍、さらに過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆を続ける米軍が、偶発的に衝突する危険性もあるとの懸念が指摘されている。