バハマ沖の米国船不明、現場海域で遺体発見 当局「沈没した」 

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米コンテナ船「エル・ファロ」がバハマ沖で消息不明に

米コンテナ船「エル・ファロ」がバハマ沖で消息不明に

(CNN) バハマ沖で先週、大型ハリケーンに襲われ行方不明となっていた米コンテナ船の捜索で、米沿岸警備隊は7日までに、現場海域で救命服を身に着けた遺体1体を発見したと発表した。580平方キロに及ぶ範囲で救命胴衣や浮き輪、コンテナ、油膜が漂っているのが確認されたという。

沿岸警備隊はコンテナ船が沈没したと断定し、現場海域で大規模な捜索活動を展開している。これまでに船体や生存者は見つかっていない。

船を所有する海運会社などの経営陣は5日夜の記者会見で、船が推進装置の故障で立ち往生していたことを明らかにした。その位置がちょうどハリケーンの進路上に当たっていたとみられる。

コンテナ船「エル・ファロ」は9月29日の夜、米国人28人とポーランド人5人を乗せてフロリダ州ジャクソンビルを出発。プエルトリコのサンフアンへ向かっていたが、10月1日に消息を絶った。

5日の記者会見では、ハリケーンの発生が予想されていたにもかかわらず、エル・ファロが予定通り出航したのはなぜかという点に質問が集中した。

経営陣によると、エル・ファロの船長は出発時、気象条件を把握したうえでハリケーンを回避する航行計画を立てていた。計画のルートはハリケーンの予想進路から十分な距離を取っていたという。

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