グアンタナモ収容所の最後の英国市民、14年ぶりの帰国
英外務省は、アーメル氏が英国に戻ったことを確認。外務省の当局者は、同氏の釈放が英国政府の長年の政策目標だったとしたうえで、「釈放を歓迎する。グアンタナモ基地の収容施設を閉鎖するというオバマ米大統領の公約を引き続き支援していく」と述べた。
米国はアーメル氏が敵対戦力の兵士であり、国際テロ組織アルカイダの元最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者の側近だったとしている。グアンタナモ基地に移送される前に自白したともされる。
ただ、家族や支持者は、アーメル氏はアフガンで慈善事業に従事していたと主張。ロンドンに拠点を置く人権団体「リプリーブ」は自白について、拷問によって得られたものだとしている。