ロシア機墜落、英米の爆弾説にエジプトとロシアが反論
キャメロン首相も同日、墜落の原因について確信はないとしながらも、エジプト・シャルムエルシェイクの空港の安全対策が強化されるまで、同空港からの英国人の出発を見送らせるだけの十分な理由はあると強調した。
墜落原因についてはエジプト主導で捜査を行っているほか、ロシア、フランス、ドイツ、アイルランドも捜査員を現地に派遣。一方、英国と米国は現場での捜査には加わっていない。
エジプト民間航空相は、これまでの捜査で爆弾説を裏付ける証拠は何も見つかっていないと強調。複数の当局者によれば、米国からも英国からも爆弾の可能性についての情報提供は受けていないという。シュクリ外相はCNNの番組の中で、「もし情報があるのなら、直接的な関係者に共有されるべきだった」と批判した。
ロシア大統領府の発表によれば、プーチン大統領は5日、キャメロン英首相との電話会談で、墜落原因の推定は公式な捜査結果を根拠とすべきだと伝えたという。