ブラジルでダムが決壊 濁流で民家流失、死者も
サンパウロ(CNN) ブラジルの民生防衛当局者によると、同国南東部にある鉄鉱石鉱山でダムが決壊し、近くにある小規模の町に濁流や土砂が流れ込む被害が出た。少なくとも1人の死亡が確認された。
行方不明者や居住先を失った住民の数は不明。決壊の原因も伝えられていない。
地元のCNN系列局TVレコルドによると、ベント・ロドリゲス町の多数の民家が屋根まで濁流にのみ込まれる被害が出た。多くの家屋が押し流され、残骸が広範な地域に散らばっているという。
現場近くに位置するマリアナ市の市長室によると、水浸しとなった地区には民家約200棟がある。
同鉱山の組合指導者はCNN系列局グロボに対し、ダム決壊時、鉱山には作業員約50人がいたと明かした。