エジプト、ISIS系組織の幹部を殺害 ロシア機墜落で声明
ABMは14年4月に米国務省からテロ組織の指定を受けた。同年11月にはISISへの忠誠を表明し、「シナイ半島のISIS」という別名も持つ。
シナイ半島で先月31日に墜落したロシアの旅客機をめぐっては、米英両国がシナイ半島のISIS系組織とシリア国内のISIS戦闘員との間で傍受された通信から、爆弾が仕掛けられた可能性を指摘している。米情報当局者によれば、ABMは最も活発なISIS系組織のひとつで、爆弾製造能力もある。
ABMは同機を墜落させたとの声明を出したが、具体的な方法は説明していない。ISISは犯行の内容を派手に宣伝することが多く、その傾向と食い違うため、犯行声明の真偽を疑問視する声も出ている。