独警察、爆破計画の脅威でサッカーの代表戦を中止
(CNN) ドイツ北部ニーダーザクセン州ハノーバーにあるスタジアムで、17日夜に予定されていたオランダとのサッカー親善試合が中止された。同州の警察責任者は、爆破計画の深刻な脅威があったと発表した。
警察責任者が独NDRテレビに語ったところによると、何者かがスタジアム内に爆弾を仕掛けたことを示す具体的な手掛かりが2件見つかったため、試合は開始90分前に中止を余儀なくされた。
同責任者は「情報を深刻に受け止めて中止の手順を踏んだ。軽率に決めたわけではなく、情報の重大さに基づく決断だった」と語った。
しかし州内相は同日夜の記者会見で、スタジアム内に爆発物は見つからなかったと述べた。
独メディアが伝えたところによると、フランス当局から独連邦警察に、「イラクの潜伏組織」が攻撃を計画しているとの情報が伝えられたという。
サッカー独代表はツイッターで試合中止を発表し、チームのメンバーは警察の保護を受けて安全な場所に誘導されたと報告した。
当局は観客らに帰宅を促し、スタジアム前に集団でとどまらないよう呼び掛けた。