ロシア、シリアのISIS拠点を攻撃 旅客機墜落は爆弾と断定

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ロシアのプーチン大統領。旅客機墜落が爆弾によるものであるとの見解を示した

ロシアのプーチン大統領。旅客機墜落が爆弾によるものであるとの見解を示した

(CNN) 米国防当局者によると、ロシアは17日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が「首都」と称するシリア北部ラッカを空爆した。

同当局者は、ロシア軍が数時間のうちに「相当数の攻撃」を実行したと述べた。ISISは先月のロシア機墜落で犯行声明を出している。

ロシアの連邦保安局(FSB)は同日、エジプト東部シナイ半島で10月31日にコガリムアビア社の旅客機が墜落したのは爆弾が原因と断定したことを明らかにした。ロシア政府はこれまでテロではないとの見方を示していた。

墜落機はエジプトのシャルムエルシェイクからロシアのサンクトペテルブルクに向かう途中で空中分解し、乗客乗員224人が全員死亡した。

FSBのボルトニコフ長官はプーチン・ロシア大統領が国防、外交当局者らと開いた会合の場で、墜落機の残骸が広範囲に散乱していたのは爆破されたからだと説明した。

プーチン大統領は「犯人たちが地球上のどこに隠れていようと全員見つけて処罰する」と述べ、国際社会からの支援を要請するよう外務省に指示した。同国政府はまた、犯人に関する情報の提供者に5000万ドル(約62億円)の賞金を出すと発表した。

米英両国の当局者らは、シャルムエルシェイクの空港職員が爆弾の持ち込みに加担したとの見方を示してきた。ロイター通信は17日、ロシア機墜落に絡んで同空港の職員2人が拘束されたと伝えたが、エジプト当局はこの報道を否定した。

英国では政府からの勧告を受け、航空各社がシャルムエルシェイクへの乗り入れを停止している。

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